唐突ですが、私「産んでくれてありがとう」とか「育ててくれてありがとう」とかっていう言葉が大嫌いなんだけど、それよりも嫌いなのが「○○に産んでごめんね」という言葉です。
よく聞きますよね、「美人に産んであげられなくてごめんね」とか、「弱く産んでごめんね」とか。
親に「なんでこんなふうに産んだの!」って怒る人もいますよね。
私は、この言葉が大嫌いです。
だってさ、そんなの受精した段階で決まるもんじゃん。
遺伝子にそういう風に組み込まれてるからそういう風に成長してんだよ?
体型は成長過程で変わるから結局は自分の責任だし、元から二重じゃないだの足が短いだのはあなたのDNAがそう設計したからであって、腹の中で育てた母親にはどうする事もできないじゃないですか。
なのにどうしてそんな言葉が出てくるのか。
...理科で習うはずなんだけど...。
何もわからない子どもが言うなら、知ってるはずもないからまあ仕方ないかもしれないけど、親が言うのは...ちょっと...勉強したら?って思います。
こういう事を言うと、「親心がわかってない」なんて言う人がいるかと思いますが、じゃあ自分が親に「○○に産んであげられなくてごめんね...」って言われた時の気持ちも考えてください。
どうしようもない「○○」、気にしていなかったかもしれない「○○」を実の親から「悪い事(悪かった事)」とされて謝られる気持ちを。
...どうしようもないでしょ?
自分でどうにかなる分野じゃないんです。
「整形する」とか何とかだって、結局自分だけではできないんです。
誰かの手を借りるしかない。
てことは、結局自分ではどうしようもないし、ましてやお腹の中で育ってる、触れもしないしこちらから何も干渉できない赤ちゃんの頃なんてもっとどうしようもない。
誰も悪くない事なのに、それを「悪い事」として謝るのはおかしいでしょ?
だから私は「○○に産んでごめんね」ってのが大嫌いです。
※ここで言っている「悪い事」は先天性のものです。
だから「妊娠中にタバコを吸ってて○○になった」とか「妊娠中に酒をガバガバ飲んで○○になった」なんかの場合は除きます。
だってこれは明らかに妊婦の母親が悪い。
それは謝って然りだと思います。
(なんで急にこんな事書いてるかと言うと、昔実母から何度も言われてその度に喧嘩した時の記憶がフラッシュバックしてうるさかったからです。書いたおかげで脳がスッキリしました。いえーい)